視認性

視認性とは

視認性は、以下の3つを含みます。

・可視性(visibility):視対象の見えやすさの程度
・可読性(legibility):文字や記号の読み取りやすさの程度
・誘目性(conspicuity):周辺環境内での目立ちの度合い

可視性は中心視と周辺視野で、可読性は文字を認識するために
中心視で見る必要があります。誘目性は周辺視野が関係します。

※人の視野範囲については“有効視野”をご参考ください。

視認性に影響を及ぼす要因

 過去の研究によって、視認性は様々な要因で変化することが明らかになっています。
 例えば、、視対象の大きさや視対象の輝度、背景輝度(周囲の明るさ)などが主な要因となります。
 また、視力や目の順応状態によっても背景と視対象の輝度差の識別限界値が変わります。
 動く視標を目で追う際の動体視力は、視標の速度が大きくなるに伴って低下することが分かっており、
 観測者や視対象の速度が視認性に影響を及ぼす要因であることが分かっています。(Methlingら 1968)

視認性の今後

 近年、LEDなどの新光源の登場に伴って、我々を取り巻く視環境が少しずつ変化してきました。
 例えば、モバイル機器の普及で、電子書籍として多くの本を持ち運べるようになりました。
 一方で、高齢化や環境問題を背景に、高齢者の視覚特性や省エネルギーを考慮した視環境が必要になります。
 今後は、より質の高い光環境を実現すべく、機器の発達に伴って視認性の研究を行っていく必要があります。