グレア

グレアとは

グレアとは、視野内にある高輝度(高光度)な光源によって生じる「まぶしさ」のことです。
照明の質を左右する最も大きな要因の一つとなっています。

グレアは、以下のように分類されます。

 ①心理面で影響を及ぼすグレア : 不快グレア(discomfort glare)
  視覚能力は必ずしも低下しないが、まぶしさや眼疲労を生じるもの。

 ②生理面で影響を及ぼすグレア : 減能グレア(disability glare)/不能グレア
  高輝度光源を直接見た時など、目がくらんで物が見えづらくなる現象を引き起こすもの。

また、観察者と光源によって、直接グレア、間接グレア、反射グレアに分類されます。

グレアによる影響

右図は、夜間の対向車の前照灯のグレアを表したものです。
運転中このような高輝度光源を直視すると、一時的に視力が低下したり、疲労や誤認、それによる事故などの原因になる場合があります。

近年では、小型で制御が容易なLED光源が普及し、対向車や歩行者に対してグレアが生じないよう制御するヘッドライトシステムが開発され、普及が進んでいます。これにより、グレアは生じずに常にヘッドランプはハイビームで点灯することができます。

日本のライティングと海外のライティング

海外ではサングラスをかけている人が目立ちます。それは日本人と目のつくりが違うためです。
日本人の瞳と海外の方の瞳を比較すると、日本人はブラウンの瞳の方が多いのですが、海外の方は青みがかった瞳を持つ方が多いのです。青みがかった瞳は光(紫外線)に弱く、太陽光の影響を受けやすいのです。
そのため、サングラスを着用する人が多いのです。

また、それは屋内照明の文化にも通じます。
海外では家屋の照明に暖色(オレンジ等)を用いるのが一般的ですが、日本では白色が一般的で照度も高いものが好まれます。これは欧米人にとってまぶしすぎる環境であり、働き好きの日本人は家の中もオフィスのようだと表現されることがあります。

震災以降、省エネの一環で施設照明の間引き等の対策が行われてきましたが何か不便を感じたでしょうか。
グレアに強く、明るさを好む日本人ですが、今一度身の回りの照明環境を見直してみてはいかがでしょうか。