Biomolecular Chemistrya-hatano.html
Hatano Laboratorya-hatano.html
Department of  Chemistry, Shibaura Institute of Technologyhttp://www.shibaura-it.ac.jp/
 
新四年生が有機合成系の研究室に入って習得?しなければ成らない三種の神器の一つ「TLC」。いろんなテクニックがあると思いますが、幡野が持っている知識の全てを紹介。あくまでも当研究室用です。




有機合成屋さんのための TLC セミナー(目指せ、 TLC マイスター)

1ページ目 ★ はじめに、 TLC の歴史、

2ページ目 ★ TLC の原理とは?、Rf 値とは?

3ページ目 ★ TLC の取り方、染色液について

4ページ目 ★ 溶媒の極性と選び方のコツ、TLC とカラムの関係、団子兄弟参上

5ページ目 ★ 良い例、悪い例、レアなケース


★ はじめに

 薄層クロマトグラフィー(Thin-Layer Chromatography, TLC)は、有機合成には無くてはならない反応追跡システムである。安価で短時間、そしてサンプル量がごく微量で済むため、幅広く利用されていると思います。そのメリットとしては、

1) 合成反応のモニタリング

2) 微量物質の定性分析

3) 分液時の生成物の抽出確認

4) 微量物質ならカラムをすることなく分離可能

 と言ったところでしょうか。もしかするともっと幅広い利用道があるかも知れません。二次元での TLC も最近では良く行われています。当研究室では、主に合成反応の追跡に利用しています。物質生命科学実験2でも行いましたが、四年次の卒業研究を行うことで、 TLC の素晴らしさが改めて感じ取ることができるのでは無いでしょうか。


★ TLC の歴史

 さて、TLC の歴史ですが、私が聞いた話では以下のようなストーリーです。

「ある日、研究者が実験に疲れ一服していました。コーヒーを飲もうとしたところ、近くにあったろ紙に一滴こぼしてしまいました。そこでそのろ紙が捨ててしまわれたら、世紀の発見は遅くなっていたでしょう。その研究者はろ紙をよく観察しました。すると面白いことに気付いたのです。コーヒーの水分がろ紙に染み渡ると同時に、コーヒーの成分が若干ではありますが同心円上に分離されていたのです。」

 これがTCL の発見であったと聞いていますが本当かどうかは良く分かりません。で、この実験を追試してみようと思い立ちました。ろ紙とコーヒーを用意し、ろ紙の上にコーヒーをパスツールピペットを用いてスポットしてみました。ちょっとコーヒーが薄かったのが、染まりが悪いのですが・・・そのまま水で展開してみました(今度有機溶媒でもやってみたいですね)。三回展開したところ、トップは濃く、原点もちょっと濃いコーヒー色。間が薄いことがわかりました。


下の図  

左:ろ紙とコーヒーとパスツールピペット

中央:一回目コーヒースポッ ト。アメリカンコーヒーじゃ駄目そう。ヨーロピアン系の濃いやつでないとね・・・

右:水で三回展開してみました。右端が原点。なかなか上手く見えませんが、トップと原点は明らか色が違います。

 
 
 
 工学部共通学群(化学)生体分子化学研究室
 
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生体分子化学研究室


 本研究室では、有機合成化学的な手法と生化学的な手法を組み合わせて、新しいバイオテクノロジーを目指しています。生体分子はそれだけでも機能を有しています。しかし、ちょっとした変換によって更なる機能の飛躍が目指せるのです。

| DNA | Enzyme | Protein |

上記の三つの生体分子、生体高分子を利用して、面白い機能の発現を目指しています。


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